【書評】『眠れなくなるほど面白い |体脂肪の話』で肥満から脱出

本記事は『眠れなくなるほど面白い|体脂肪の話』の書評記事です。

百害あって一利なし。

  1. 万病のもと
  2. ケガの誘発
  3. 非モテ

三拍子そろった憎き体脂肪に打ち勝つ方法を図解で分かりやすく解説してくれています。

のぶちか
理解しやすい図解付きだったので
あっという間に読み切りました。

『眠れなくなるほど面白い|体脂肪の話』

 

シリーズ累計発行部数80万部突破!
本書は体脂肪をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズの最新作。
ダイエットでも課題になる体脂肪。
そもそも内臓脂肪と皮下脂肪ってどう違うの?など基礎的な話から、
それぞれがどういう理由で付いてしまうのか、また、付いてしまったら最短で落とす方法は?
などなど、体脂肪に関する実用的な情報をわかりやすく、
図解、イラスト付きで専門家が解説します。
お腹のお肉がなかなか落ちない…。健康診断で内臓脂肪を指摘された…。
そんな悩みは本書で一発解消!
自分と家族の体と健康のためにぜひ読んで頂きたい一冊です。

引用元:amazon

書誌情報

書誌情報はこんな感じ。

タイトル 眠れなくなるほど面白い 図解 体脂肪の話
著者 土田隆
出版社 日本文芸社
発売年月日 2019/8/27
ページ数 131ページ

著者の土田隆さんは、よこはま土田メディカルクリニック院長。日本医師会認定産業医、日本体育協会公認スポーツドクター。

生活習慣改善などをテーマにテレビ、雑誌、講演などで活躍するお医者さん。

 

『眠れなくなるほど面白い|体脂肪の話』で学べること!

『眠れなくなるほど面白い 図解 体脂肪の話』で学べるのは3点。

  • 食べると肥満になる原因
  • 内臓脂肪を減らす食べ方
  • 脂肪を落とすテクニック
のぶちか
本記事ではこの3点を深掘りして解説します。

『 眠れなくなるほど面白い|体脂肪の話』の概要

さっそく『眠れなくなるほど面白い|体脂肪の話』の概要を3本立てで解説していきます。

体脂肪とは|なぜ食べると肥満になるの?

まず体脂肪ですが、人の体の約18%を占める必要不可欠なものです。

体脂肪があることのメリットは3つです。

  1. 栄養を蓄える貯蔵庫の役割を果たしている。
  2. 体温を守るコートのような働きをしている。
  3. 衝撃や圧力から体を守るクッションのような働きをしている。

これらのおかげで人は、万が一の時の飢えをしのいだり、寒さから身を守ったり、転倒などによる衝撃を和らげてくれています。

とはいえ、体脂肪が増えすぎると邪魔以外の何物でもありません。

メリットよりも見逃せない体脂肪が多いことのデメリットは以下の3つ。

  1. まず太って、見た目が悪くなる。
  2. さまざまな病気を招いてしまう。(糖尿病や動脈硬化、癌のリスクが高まる
  3. 足腰が弱くなり、自力で歩けなくなる。
のぶちか
肥満な人ほど認知症を発症しやすいことも
研究で明らかになっています。

では、なぜ人は食べると太ってしまうのでしょうか?

体脂肪が増えるメカニズム

基本的には、食べた物が体脂肪の源になっています。

そして、食べた物は筋肉や内臓の栄養となるが、余った栄養素が体脂肪として蓄積されます。

簡単に言えば「必要以上に食べた物は体脂肪となってストックされますよ」ということ。
それは何となく知っていますよね?

もう少し細かく解説します。

体脂肪を構成する細胞には「脂肪細胞」というものがあり、その脂肪細胞は膨らみ、分裂する性質を持っています。

この分裂により、体脂肪はいくらでも増やすことができてしまいます。

つまり「肥満に上限はない」ということなんです。

 

のぶちか
恐ろしいですね。

では実際に自分がどのくらいの体脂肪を持っているのか?

それを表す数字が体脂肪率です。

体脂肪率はその名の通り、体の中の脂肪の割合を示した数字のことで、

男性なら18%前後、女性なら28%前後が標準的な体脂肪率だとされています。

市販の体脂肪計で測れます。

もしお持ちでなければ、タニタの体脂肪計のラインナップが豊富なので公式サイトをご覧になってください。

≫タニタオンラインショップ

 

そして、基準値と比較して体脂肪率が多すぎる人は、対策を打たなければいけません。

体脂肪を増やさないために必要なのは基礎代謝を上げること

対策と言われても何をしたらいいのか分からない…

聞いたことがあるかもしれませんが、有効な対策は基礎代謝を上げることです。

基礎代謝とは、何もしなくても消費されるエネルギーのことで、注目したいのは

筋肉は脂肪の約3倍ものエネルギーを消費する点。

つまり脂肪よりも筋肉をつけることで効率よく基礎代謝が上がります。

 

基礎代謝を上げる方法は別記事で詳しく解説しています。

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よく筋トレをして筋肉が増えれば、基礎代謝が上がって太りにくくなる。なんて言われるけど、その通り。

 

基礎代謝を高く保ち、体脂肪が増えにくい体になるためには筋トレで筋肉を付けましょう!

 

女性の中には、筋トレをしてムキムキな体になりたくないと心配するかもですが、

女性は男性よりも筋肉が付きづらい構造になっているので少々筋トレをしても問題ナシです。

ジムに通わなくても家で器具も使わずにできる筋トレは、当ブログでもたくさん紹介しているので参考にしてください。

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内臓脂肪を減らす食べ方

続いては食事編です。

 

実は調理法で脂肪とカロリーは減らせます。

結論から言うと揚げるよりも焼く、煮る、蒸すの順でカロリーは減らせます。

揚げる>焼く>煮る>蒸す

例えば鶏肉。

唐揚げは確かに美味しいですが、調理法としてはもっとも高カロリー。

焼き鳥にすればカロリーは減らせるし、蒸し鶏にすればもっとカロリーを減らせます。

さらに摂るべき食材として青魚の持つ驚きのパワーを紹介します。

サバやイワシといった青魚に含まれるDHAは頭が良くなると注目されました。

さらに、EPAという不飽和脂肪酸の一種を摂取することで、体内にたまった中性脂肪を減少させ、内臓脂肪も付きにくくなる効果もあると言われるようになりました。

青魚を1日に1食入れるのが理想です。

追加でオススメなのが海藻類です。

海藻類は食物繊維を豊富に含み、低カロリーの食材です。

海藻に含まれる食物繊維は水溶性食物繊維で、腸の中で短鎖脂肪酸に変わります。

短鎖脂肪酸は中性脂肪の取り込みを抑える効果があるので、腹持ちが良く、太らない食材と言えます。

食事編をまとめます。

  • 食材の調理法は揚げたり焼かずに蒸す。
  • 青魚に含まれるDHA/EPAは体内の中性脂肪を減少させ、内臓脂肪も付きにくい。
  • 海藻類に含まれる水溶性食物繊維は中性脂肪の取り込みを抑える。

鍋を使った煮るダイエット料理をたくさん紹介した記事が人気です。

気になった方はこちらも併せて目を通してみてください。

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脂肪を落とすテクニック

最後は脂肪を落とすテクニックを紹介します。

結論から言うと運動習慣を身に付けることです。

理由は、運動には摂取した栄養を脂肪に変えていく酵素の働きを弱めるから。

のぶちか
結局運動かよ~と思いましたか?
でも、想像しているほどハードな
ことではないので安心してください

生活習慣は人それぞれです。

運動に費やせる時間もまちまちでしょう。

  • 走らなくていい。長い時間歩く。
  • エスカレーターではなく階段を使う。

そんなレベルからでも大丈夫。

運動不足は喫煙習慣よりも健康に悪いというデータまで存在します。

定期的に体を動かす習慣を身に付けましょう。

【まとめ】『眠れなくなるほど面白い|体脂肪の話』を読んで思ったこと

最後に『眠れなくなるほど面白い|体脂肪の話』のまとめです。

本書で学べるのは3つ。

  • 食べると肥満になる原因
  • 内臓脂肪を減らす食べ方
  • 脂肪を落とすテクニック

体脂肪を付きにくい体にするには

  • 調理は揚げるより焼く。焼くより煮たり蒸したりすることでカロリーを下げる。
  • 青魚・海藻を摂り、中性脂肪の取り込みを抑え、内臓脂肪を減らす。
  • どんなに小さいことでもいいから運動習慣を身に付ける。

食事と運動。

当たり前のことで何となく知っていたことかもですが、本書では科学的根拠に基づいて書かれているので、より理解が深まると思います。

また紹介しきれなかったテクニックの他、男女の違いについても知れますので、ぜひ本書を手に取ってみてください。